日本犬の種類や特徴、性格を紹介　海外から人気の日本犬は？

日本犬とは

日本犬とは、縄文時代など古くから日本にいる犬種のことです。猟犬や家庭犬として人間と一緒に暮らしてきた犬種で、現在では日本犬を保存するため、各地域ごとに天然記念物に指定されています。天然記念物として指定されている日本犬は、柴犬・紀州犬・四国犬・北海道犬・甲斐犬・秋田犬の6種類です。

日本犬の特徴は、ピンと立った三角耳や、くるっと巻いた巻き尾、または差し尾（巻かずに腰あたりに垂れている尾で甲斐犬や紀州犬に多い）がです。また、日本犬は飼い主に対してとても忠実な性格ですが、他の人に対しては警戒するため、番犬に適していると言われます。

日本犬の種類

小型犬

柴犬

Shinjiro Onoさん(@marutaro)がシェアした投稿 – 2017 9月 20 3:47午前 PDT

柴犬は、日本犬の中でも飼育頭数が最も多い犬種で、Japanese Shiba（ジャパニーズシバ）として、海外からの人気も高いです。柴は「雑木の小枝」を意味するそうです。猟犬や番犬として、柴犬は縄文時代から人間と暮らしていたそうですが、当時は今よりも顔が細く、耳や鼻先は長かったと言われています。

可愛らしい顔をしていますが、意外にも運動能力は高いです。毛色はほとんどが赤毛で、他に黒毛・白毛・胡麻毛（赤と黒と白が混ざった色）があります。

中型犬

甲斐犬

山梨県が原産で、虎のような模様のある黒い犬種です。最も野生の姿を残している犬種と言われています。毛色はすべてが虎毛で、黒虎・中虎・赤虎の3種類です。甲斐犬の虎毛は、「甲斐虎」とも呼ばれます。

また、かつては体格によって、四肢がすっきりとした「鹿犬型」とずんぐりした「猪犬型」に分けられていましたが、現在は鹿犬型しかいないとされています。

ヴァンフォーレ甲府（山梨県のJリーグサッカークラブ）のマスコットキャラクターのモデルとなっている犬種でもあります。

紀州犬

紀州犬は、柴犬に次いで飼育頭数が多い犬種です。紀伊半島の山岳地帯に古くからいる犬種で、かつてはイノシシの猟を手伝う猟犬として活躍していました。猟犬だったこともあり、注意力が高いのが特徴です。

毛色は、ほとんどが白毛ですが、わずかに赤毛・胡麻毛の紀州犬もいます。耳は立ち耳で、しっぽは巻き尾か差し尾（巻かずに前方に傾いてたしっぽ）です。

四国犬

四国犬は、主に高知県などの四国地方が原産の犬種です。どこか野生的で狼のようにも見える顔立ちが特徴で、可愛さの中にも気迫を感じます。毛色はほとんどが胡麻毛・赤毛ですが、わずかに黒毛・白毛があります。

北海道犬

アイヌ民族が飼っていた犬種で、北海道犬またはアイヌ犬と呼ばれます。他の中型犬と比べると体格ががっちりとした印象を受けます。ソフトバンクのCMでもお馴染みのお父さん犬（カイくん）がこの北海道犬です。毛色は赤毛・黒毛・白毛・胡麻毛・虎毛です。

大型犬

秋田犬

photo by merec0

忠犬ハチ公としても有名な秋田犬は、日本犬の中では唯一の大型犬で、海外でも人気があります。江戸時代に闘犬として改良され、大型化したと言われています。秋田犬は初めて日本の天然記念物に指定された犬種でもあります。毛色は、赤毛・虎毛・白毛・胡麻毛のものがいます。

日本犬と暮らしてみよう

凛々しくて可愛い日本犬はとても魅力的です。昔から日本の風土の中で暮らしていた日本犬は、日本人にとっては一番暮らしやすいパートナーかもしれません。

 - 犬の種類

この記事をシェアする

  関連記事