幸せを呼ぶ猫ハチって？震災後に生まれ多くの人たちを笑顔に

猫のハチとは

出典： 水戸の人々

猫のハチは、茨城県水戸市の「宮下銀座商店街」にある、たばこと宝くじのお店、「糸久（いときゅう）たばこ店」で店番をしているメスの猫です。

体は白く、目の上には眉のような、黒い八の字模様があることから「ハチ」と名付けられました。八の字模様が、末広がりで縁起が良いと話題を呼び、遠くからわざわざハチに会いに来る人もいるほど大人気の猫となりました。

「ハチがいるから」と言って宝くじを買う人もいて、ハチが来るようになってから、500万円の当たりクジが出たそうです。また、ハチのおかげで合格できた、病気が治ったという声もたくさん届いています。

ハチは、前田陽一さんというライターの方に飼われている猫で、前田さんが仕事をしている13:00〜18:00（土曜日以外）の間だけ糸久たばこ店に預けられ、看板猫をしています。

ハチは、商店街の招き猫としてもみんなに可愛がられていて、「はっちゃん」という愛称でも呼ばれています。

みんなを笑顔にする猫、ハチ

猫のハチは、東日本大震災の翌月、2011年4月に水戸市の農家の倉庫で生まれた猫です。5匹の兄弟のうちでもっとも成長が遅く、最後まで引き取り手のなかった子猫だったといいます。

宮下銀座商店街では、東日本大震災の被害を受け、シャッターを降ろしてしまうお店も多くありました。以前の活気を失い、暗い雰囲気が漂う中、商店街やお店の人を元気づけようと、ハチは糸久たばこ店で看板猫をすることに。

すると、ハチの困っているような顔を見て笑顔になる人が増え、ハチは「幸せを呼ぶ猫」と言われるようになりました。そして、今でもハチはたくさんの人たちを癒やし、幸せな気持ちにさせてくれます。

ハチの本や動画も！

ハチは、その人気から写真集まで出版しています。そして、その出版記念のサイン会や写真撮影会には、100人以上の人たちが集まったそうです。まさにハチはアイドル猫ですね。

こちらは、NHKさんの「ねこのうた・いぬのうた」のコーナーで放送された、ハチの歌付き動画です。

色々な表情を見せるハチがとっても可愛いですよね。

SNSに投稿されたハチの写真

最近話題の「幸せを呼ぶ猫・こまり顔のハチ」に会ってきました☆ 本当にマジックで書いた様なまゆげ（模様）で、思わず笑ってしまった。 pic.twitter.com/lRYVXk3Cnk

— みあさ (@miasa522) 2013, 2月 21

ハチを見ると、思わず笑ってしまうから、幸せな気持ちになれるのでしょうね。

きのう、テレビに出てた猫のハチちゃん。可愛すぎて。 pic.twitter.com/acRu1nnP

— 七瀬さくら⇢2/27 個撮/撮影会 (@739ra) 2013, 2月 13

こちらは、子猫の時のハチ。あどけない表情がなんとも可愛らしいですね。

こっち見てくれた、、、 #ハチ #水戸

Shogo Kikuchiさん(@shogo98)が投稿した写真 – 2014 12月 6 10:25午後 PST

段ボール箱に入っているハチも、とっても可愛い！

ハチとみとちゃん。σ(^~^)

kafkahさん(@kafkah)が投稿した写真 – 2014 9月 11 9:10午後 PDT

水戸市のゆるキャラ、みとちゃんと。

Eriさん(@eripoo3)が投稿した写真 – 2015 5月 26 11:10午後 PDT

こちらは、飼い主の前田さんに抱かれているハチ。ハチは、肩に乗るのが好きなんだとか。

猫のハチに会うには？

最後に、笑顔と幸せを運んでくれる猫のハチに会いたくなった方のために、糸久たばこ店の基本情報をご紹介しておきます。必ずハチに会いたい方は、ハチがいるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。

【住所】　〒310-0015　茨城県水戸市宮町2-3-35
【アクセス】　JR常磐線/水郡線/鹿島臨海鉄道/　水戸駅北口より徒歩6分
【電話番号】　029-224-2776
【営業時間】　10:00〜18:30
※ハチがいるのは、13:00〜18:00です。
【定休日】　土曜日

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