トビネズミって?種類や寿命・飼い方など | 世界最小の可愛すぎるねずみ
トビネズミを知っていますか?一般的なネズミとはちょっと違う、特徴的な見た目をしているネズミなのですが、最近ではペットとして飼う人もいるそうです。ちなみに、ハムスターやリスなども含まれる齧歯類(げっしるい)は、日本で飼われているペットランキングで、6位にランクインしています。今回は、トビネズミの種類や寿命、飼育方法などについてご紹介します。
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トビネズミを知っていますか?一般的なネズミとはちょっと違う、特徴的な見た目をしているネズミなのですが、最近ではペットとして飼う人もいるそうです。ちなみに、ハムスターやリスなども含まれる齧歯類(げっしるい)は、日本で飼われているペットランキングで、6位にランクインしています。今回は、トビネズミの種類や寿命、飼育方法などについてご紹介します。
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【英語名】 Jerboa
【学名】 Dipodidae
【体長】 10〜12cm ※しっぽを含まない
【しっぽの長さ】 16〜20cm
【体重】 60〜100g
【寿命】 3〜6年
トビネズミは、北アフリカから西アジアにかけて、砂漠地帯に生息するネズミです。名前のごとく、ぴょんぴょんと飛び跳ねながら移動します。英語名のJerboaは、アラビア語で大きな脚(Yerbo)を意味します。
もともと砂漠地帯で生活する動物なので、乾燥に強くあまり水分を必要としません。
後ろ足としっぽがとても長く、スタイル抜群で、目が大きくて可愛らしいネズミですが、身体能力がとても高いのが特徴です。なんと3mの高さまで跳躍することができ、時速40kmというスピードで走ります。長い後ろ足の裏には毛が生えていて、体長よりも長いしっぽでバランスをとります。
トビネズミは夜行性の動物で、砂漠で巣穴を掘って暮らしています。夜行性の動物なので、昼間は天敵など他の動物が入ってこないように、巣の入り口の穴を塞ぐそうです。
トビネズミは、11属30種に分類されます。ここでは、トビネズミの代表的な種類をいくつかご紹介します。
【科・属】 トビネズミ科 ミユビトビネズミ属
【学名】 Jaculus orientalis
【体長】 15〜16cm ※しっぽを含まない
【しっぽの長さ】 16〜20cm
【体重】 100〜130g
一般的なトビネズミの後ろ足の指が5本であるのに対して、指が3本であることからミユビトビネズミと言います。
【科・属】 トビネズミ科 ミユビトビネズミ属
【学名】 Jaculus jaculus
【体長】 9〜10cm ※しっぽを含まない
【しっぽの長さ】 12~16cm
【体重】 50〜55g
【科・属】 トビネズミ科 イツユビトビネズミ属
【英語名】 Four-toed Jerboa
【学名】 Allactaga tetradactyla
【体長】 9~10cm ※しっぽを含まない
【しっぽの長さ】 14~16cm
【体重】 50g
ヨツユビトビネズミは、一般的なトビネズミよりも少ししっぽが短く、耳が大きいのが特徴です。大きな耳は、ウサギのようにも見えます。
トビネズミの後ろ足の指が5本であるのに対して、指が4本であることからヨツユビトビネズミと言います。ちなみに、ヨツユビトビネズミは絶滅危惧IB類に指定されています。
【科・属】 トビネズミ科
【英語名】 Pygmy Jerboa
【学名】 Salpingotulus michaelis
【体長】 3~5cm ※しっぽを含まない
【しっぽの長さ】 7~10cm
【体重】 3.2〜4g
トビネズミの中でも、最も体の小さな種類です。「ピグミージェルボア」とも呼ばれます。
トビネズミを飼うことはできますが、夜行性であり、砂漠のような乾燥した環境で生活する動物であることを理解して、生活環境を整えてあげる必要があります。昼間はそっとしておき、しっかり除湿しましょう。
トビネズミは砂が大好きなので、砂遊びの出来るスペースを用意してあげる必要があります。また、足がとても細いので、網状のケージで飼うと怪我をしてしまう恐れがあります。深めの水槽などのケースで飼うと良いでしょう。
トビネズミのえさは、種子や穀物などで、ハムスターやうさぎが食べるようなもので大丈夫です。
こちらは、眠っているトビネズミの動画。とても可愛いですね。
トビネズミは、長い足と長いしっぽ、そして大きな目を持つ、とても可愛らしい動物です。しかし、彼らの生息する環境は、日本でのものとは違います。
トビネズミを飼うには、まず彼らの生態を理解し、環境を整えてあげられるかということをよく考えてみることが必要かもしれません。
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