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犬の去勢・避妊手術をするメリット

  2015/04/26
 

ゴールデンレトリバー

最近では犬の去勢・避妊手術を行う飼い主さんも増えましたが、そのメリットは何でしょう?今回は犬の去勢・避妊手術のメリットについてまとめました。

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オスの去勢のメリット

マーキングの回数が減る

犬がマーキングをするのは、自分の縄張りを主張するためです。犬はおしっこのにおいによって、犬の性別や年齢、性格、大きさまでわかるそうです。去勢をすることで、メスに自分の存在を示す必要がなくなりますし、テストステロンという自分の強さを示す男性ホルモンの量が減るので、マーキングの回数が減ります。

穏やかな性格になる

歳をとって性格が確立する前に去勢を行えば、気性の荒い性格が落ち着くことがあります。必ずというわけではなく、確率は60パーセントほどと言われています。

病気のリスクが下がる

去勢をすることで、前立腺肥大や肛門周囲腺腫、会陰(えいん)ヘルニアなど、男性ホルモンが多いことで発生する病気になるリスクを軽減することができます。

メスの避妊手術のメリット

子宮・卵巣の病気を防ぐ

避妊手術をすることで、子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)や卵巣腫瘍といった子宮や卵巣の病気にかかる心配がなくなります。特に子宮蓄膿症はメスがかかりやすい病気の一つなので、避妊手術をして予防するのが良いでしょう。子宮蓄膿症の場合、発見が遅れると子宮内の膿がいっぱいになり、子宮が破裂してショック死してしまうこともあります。

乳腺腫瘍の発症リスクが下がる

乳腺腫瘍(乳腺のガン)もメスがかかりやすい病気で、メスの全腫瘍のうち52パーセントを占めます。発情期のホルモンによる刺激が原因となる病気なので、避妊手術をすることで発症リスクを軽減することができます。

発症してしまうと、多くの場合乳腺切除の手術が行われますが、病気で具合の悪い状態なので、手術の危険度が上がってしまいます。腫瘍が初期で見つかれば部分的な切除で済みますが、進行すると転移の危険性もあります。犬のガンは進行が早く、人の4〜15倍のスピードで進行します。

去勢・避妊手術をすることで病気を防ぐことができるので、当然犬の寿命も長くなります。長生きをしてもらって、できるだけ長く一緒に暮らすためにも、去勢・避妊手術を行うことをおすすめします。

犬の去勢・避妊手術のデメリットとして、太りやすくなるということがありますが、メリットと比べてみれば去勢・避妊手術を行う方が良いと言えるでしょう。

 - 犬の飼い方

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