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ペンギンの種類一覧!分類や生態は?日本にはいない珍しいペンギンも!

      2016/06/13

ペンギン

世界には、何種類のペンギンがいるかご存じですか?ペンギンの種類は全部で18種類。そのうち、日本で見られるペンギンは11種類で、残りの7種類は日本では見ることができません。ですが、11種類ものペンギンたちに会える国というのは、実は世界でも珍しいんです。今回は、日本にいない7種類のペンギンたちをはじめ、世界にいる18種類のペンギンたちについて詳しくご紹介していきます。

photo by Christopher Michel

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ペンギンってどんな動物?

ペンギンの種類についてご紹介する前に、まずは「ペンギンってどんな動物なの?」というところからご紹介していきます。

飛べない鳥ペンギン

泳ぐペンギン

photo by Gregory “Slobirdr” Smith

ペンギンは、ペンギン目に属する動物です。数百万年も前から飛ぶことができないペンギンは、「飛べない鳥」としてもよく知られていますよね。

陸上でとことこと可愛らしく歩く姿が印象的で、ペンギンは動物園や水族館でも大人気です。

陸上ではゆっくりとぎこちなく歩くペンギンも、水中では素速い動きを見せてくれます。実は鳥類の中では最も速く、深く泳ぐことができる動物なんです。種類によっては、時速25kmという速さで泳ぐことができるというから驚きです。

私たちがよく見かけるのは、陸にいるペンギンの写真ですが、ペンギンたちは一生のうちのほとんどを、陸ではなく海で過ごします。陸に上がるのは、繁殖や換羽(1年に1、2回新しい羽毛に生えかわること)の時だけなんだそうですよ。

ペンギンの種類は6属18種!

ヒゲペンギン

ペンギンといっても、種類はさまざま。世界には18種類のペンギンがいると言いましたが、その18種類のペンギンたちは以下の6属に分けられます。

■エンペラーペンギン属(アプテノディテス属)
■フンボルトペンギン属(スフェニスカス属)
■アデリーペンギン属(ピゴセリス属)
■マカロニペンギン属(ユーディプテス属)
■キガシラペンギン属(メガディプテス属)
■コガタペンギン属(ユーディプテューラ属)

同じ属に分類されるペンギンたちはどこか似ていて、区別をつけにくいこともあります。

※「ハネジロペンギンはコガタペンギンの亜種である」、また、「ロイヤルペンギンとマカロニペンギンはお互いに亜種の関係である」という考えもあります。そのため、ペンギンの種類は16種類、または17種類と言われることもあります。

ペンギンの種類

ではここからは、ペンギンの種類について、写真とともにご紹介していきます。

エンペラーペンギン属

エンペラーペンギン属には、2種類の大型のペンギンが属します。頬やのどのあたりに黄色、またはオレンジ色の斑紋があること、比較的ゆったりと動くことがこの属のペンギンの特徴です。

コウテイペンギン(皇帝ペンギン/エンペラーペンギン)

エンペラーペンギン

photo by Christopher Michel

【英語名】 Emperor Penguin
【体長】 100〜130cm
【体重】 30〜40kg
【分布】 南極大陸周辺の定着氷上

コウテイペンギンは、ペンギンの中で最も体の大きな種類です。卵を1つだけ産み、極寒の環境下で食事も摂らずにその卵を必死に温めます。南極で抱卵するのはコウテイペンギンだけであり、その懸命な姿は映画やテレビ番組に取り上げられることもあります。

また、卵を温める際には、他のペンギンたちと身を寄せ合い、ハドルを作るのですが、このハドルを作るのも、コウテイペンギンだけなんだそうです。極寒の過酷な環境下で、卵を温めるための工夫なのでしょうね。

コウテイペンギンは、水深500m以上の深さに潜ることができ、魚やイカ、オキアミなどを食べます。

キングペンギン

キングペンギン

photo by Liam Quinn

【英語名】 King Penguin
【体長】 80〜95cm
【体重】 14〜20kg
【分布】 亜南極の島々(ケルゲレン諸島・サウスジョージア島など)

キングペンギンは、王様ペンギンとも呼ばれ、コウテイペンギンの次に大きなペンギンです。

頭が黒く、耳のまわりとくちばしの下側が黄色いのが特徴です。1日に100回以上も海に潜り、魚やイカを食べます。ときには、200mの深さにまで潜ることも!

フンボルトペンギン属

フンボルトペンギン属は、ペンギンの中でも最も広い範囲に分布しています。極端な暑さや寒さは苦手です。

フンボルトペンギン

フンボルトペンギン

photo by Karen Roe

【英語名】 Humboldt Penguin
【体長】 56〜68cm
【体重】 3.5〜5kg
【分布】 南アメリカ

フンボルト海流が流れる、南アメリカ西部に住んでいるペンギンです。暖かい地域に住んでいるので、寒さは苦手なんだとか。頭にある白く細いラインと、首と胸の間にある黒く太い1本のラインが特徴的です。

何匹かのグループで、海面の近くにいるイワシなどを捕まえて食べます。

ケープペンギン(アフリカペンギン)

ケープペンギン

photo by Harvey Barrison

【英語名】 Cape Penguin
【体長】 60〜70cm
【体重】 2.1〜3.7kg
【分布】 南アフリカ共和国の沿岸部

目の周りがピンク色で、足が黒色をしているのが特徴的な中型のペンギンです。頭の白いラインが太く、首と胸の間の黒いラインが細いのがフンボルトペンギンとの違いです。

繁殖地としては、南アフリカの「ボルダーズビーチ」が有名です。アフリカで繁殖するのは、このケープペンギンだけなんだとか。

マゼランペンギン

マゼランペンギン

photo by Liam Quinn

【英語名】 Magellanic Penguin
【体長】 65〜70cm
【体重】 2.8〜4kg
【分布】 チリ・アルゼンチン・フォークランド諸島

他のフンボルトペンギン属のペンギンたちと違って、胸の黒いラインが2本あります。比較的寒さに強いことも、他のフンボルトペンギン属のペンギンたちとの違いです。

上手に泳ぎ、甲殻類や魚を捕まえて食べます。他の種類の比べて、マゼランペンギンの夫婦は仲が良いとも言われているんですよ。

ガラパゴスペンギン

ガラパゴスペンギン

photo by zpics

【英語名】 Galapagos Penguin
【体長】 48〜53cm
【体重】 2〜2.6kg
【分布】 ガラパゴス諸島

日本の動物園や水族館でよく見かけるフンボルトペンギンによく似ていますが、これはガラパゴスペンギンという別の種類のペンギンで、日本で見ることはできません。フンボルトペンギン属の中で、最も細いくちばしを持ちます。

ガラパゴスペンギンは、ペンギンの中では珍しく、赤道直下の熱帯地域に生息しています。ガラパゴス諸島の5つほどの島に生息していますが、分布域が限られているため、絶滅が危惧されているペンギンです。

目からあごまでの細い白のラインと、胸の周りの黒い帯が特徴的です。イワシ類などの小魚や甲殻類を食べます。

フンボルトペンギンとの違いは、40℃にもなるガラパゴス諸島で暮らすために、フンボルトペンギンよりも羽毛が短く、翼(フリッパー)は熱を放出しやすいように大きくなっているところです。ガラパゴスペンギンは、陸上では日陰を探して生活することで、体温が高くなるのを防いでいます。

※日本の水族館では見られません。

アデリーペンギン属

アデリーペンギン属は、亜南極の島々に生息しています。長い尾(しっぽ)が特徴的な属種です。

アデリーペンギン

アデリーペンギン

photo by Christopher Michel

【英語名】 Adelie Penguin
【体長】 60~70cm
【体重】 3.7〜7kg
【分布】 南極大陸の沿岸域・周辺の島々

アデリーペンギンは、目の周りにある白い輪のような模様(アイリング)が特徴的なペンギンです。顔が黒いので、アイリングがよく映えます。交通系ICカード、Suica(スイカ)のキャラクターのペンギンは、このアデリーペンギンがモデルになっているとか。

最大で170mの水深まで潜水することができ、甲殻類やオキアミ、イカ、タコ、魚などを食べます。

ジェンツーペンギン

ジェンツーペンギン

photo by Liam Quinn

【英語名】 Gentoo Penguin
【体長】 75〜82cm
【体重】 4.5〜6kg
【分布】 南極半島の氷の張っていない地域・亜南極の島々

ジェンツーペンギンは、目の周りが白く、くちばしと足がオレンジ色のペンギンです。ペンギン全種の中で、足がオレンジ色をしているのはこのジェンツーペンギンだけです。また、ペンギンの中で一番速く泳ぐことができるのは、このジェンツーペンギンなんだとか。

体も大きく、コウテイペンギン、キングペンギンの次に大きなペンギンです。

ヒゲペンギン

ヒゲペンギン

photo by Christopher Michel

【英語名】 Chinstrap Penguin
【体長】 70〜76cm
【体重】 3〜5kg
【分布】 南極半島

あごの下の細いラインがヒゲのように見えるペンギンです。体は濃い紺色で、お腹や頬は白色をしています。

マカロニペンギン属

頭に黄色い冠羽(飾り羽)を持つのがマカロニペンギン属の特徴です。ここに属するペンギンは6種類と最も多いですが、日本ではこのうち2種類しか見られないので、あまり馴染みはないかもしれません。

マカロニペンギン属のペンギンは、卵を2つ産みますが、2つ目に産んだ大きな卵だけを孵化させます。

マカロニペンギン

マカロニペンギン

photo by Liam Quinn

【英語名】 Macaroni Penguin
【体長】 66〜71cm
【体重】 3.5〜6kg
【分布】 チリの南部・大西洋からインド洋にかけて

額の真ん中から生えている黄色い冠羽が特徴的なマカロニペンギン。ペンギンの中では、個体数が最も多いそうです。

イワトビペンギン

イワトビペンギン

photo by pelican

【英語名】 Rockhopper Penguin
【体長】 50〜58cm
【体重】 2.5〜4.2kg
【分布】 サウスシェトランド諸島・キャンベル島など

イワトビペンギンは、マカロニペンギン属が持つ黄色い冠羽だけでなく、黒い冠羽も持っています。岩場に巣をつくり、ぴょんぴょんと岩から岩へ飛びはねて移動します。

ロイヤルペンギン

ロイヤルペンギン

photo by lin padgham

【英語名】 Royal Penguin
【体長】 68〜75cm
【体重】 4〜6.5kg
【分布】 オーストラリア・ニュージーランド・マッコリー島

額の真ん中から伸びる黄色い冠羽を持ち、マカロニペンギンによく似ていますが、マカロニペンギンと違って顔が白、または灰色であるのがロイヤルペンギンの特徴です。また、マカロニペンギンよりも体が少し大きいという違いもあります。

※日本の水族館では見られません。

スネアーズペンギン(ハシブトペンギン)

スネアーズペンギン

photo by lin padgham

【英語名】 Snares Penguin
【体長】 51〜61cm
【体重】 2.5〜4.5kg
【分布】 スネアーズ島

やや太いくちばしと、くちばしの付け根のピンク色の皮膚、眉のように伸びる太い冠羽が特徴的です。ニュージーランドの南に位置するスネアーズ島でのみ繁殖します。

※日本の水族館では見られません。

シュレーターペンギン

【英語名】 Erect-crested Penguin
【体長】 65〜70cm
【体重】 4〜6.5kg
【分布】 バウンティ諸島・オークランド諸島・マッコリー島など

目の上あたりのピンと立った黄色く太い冠羽がとても特徴的なペンギンです。興奮したりすると冠羽が動きます。

※日本の水族館では見られません。

フィヨルドランドペンギン

フィヨルドランドペンギン

photo by travelwayoflife

【英語名】 Fiordland Penguin
【体長】 50〜60cm
【体重】 3〜4.8kg
【分布】 フィヨルド地域・オークランド諸島・スチュワート島など

下に垂れた眉のような黄色い冠羽があることから、キマユペンギンとも呼ばれます。冠羽はスネアーズペンギンに似ていますが、頬に白いラインがあるのがフィヨルドランドペンギンの特徴です。

※日本の水族館では見られません。

キガシラペンギン属

キガシラペンギン属に属するのは、キガシラペンギン1種類のみです。

キガシラペンギン(キンメペンギン)

キガシラペンギン

photo by travelwayoflife

【英語名】 Yellow-eyed Penguin
【体長】 66〜78cm
【体重】 5.5〜6kg
【分布】 ニュージーランド

ペンギン類の中では、最も数の少ないペンギンです。頭が明るい黄色をしていることからキガシラペンギン、また明るい黄色の目からキンメペンギンとも呼ばれます。

黄色い帯が目から頭の後ろあたりまであるのも特徴です。くちばしは赤紫色をしています。ニュージーランドの海岸から近いところにある草原などに巣を作って暮らしています。

※日本の水族館では見られません。

コガタペンギン属

コガタペンギン属はその名の通り、18種類のペンギンの中で、最も体の小さなペンギンが属します。直立せず、やや前傾姿勢で立ちます。

コガタペンギン

コガタペンギン

【英語名】 Little Penguin
【体長】 40〜45cm
【体重】 0.5〜2kg
【分布】 ニュージーランド・オーストラリアの南岸

コガタペンギンは、ペンギンの中では最も小さな種類です。体は青灰色で、お腹やあごは白色をしています。ペンギンの中では珍しく、1年に2回繁殖をします。

ハネジロペンギン

ハネジロペンギン

photo by Andrea Schaffer

【英語名】 White-Flippered Penguin
【体長】 40〜45cm
【体重】 1.2〜1.3kg
【分布】 バンクス半島・モトナウ島

日本の水族館でも見ることができるコガタペンギンに似ていますが、翼のふちが白いことと、ハネジロペンギンの方がやや大きいことが、コガタペンギンとの違いです。シロツバサペンギンとも呼ばれます。

※日本の水族館では見られません。

ペンギンたちに会いに行こう!

眠るペンギン
丸みのある体や、とことこと歩く姿がとっても可愛いペンギン。そんな可愛さはどの種類でも同じですが、ペンギンの種類は思った以上にたくさんありました。日本の動物園や水族館で、よく見かけるペンギンに似ている種類も、あまり見慣れないような種類もいましたね。

日本では見られない種類のペンギンもいますが、日本のペンギンの飼育数はヨーロッパ全体よりも多いそうですよ。さまざまな種類のペンギンたちに会う機会に恵まれている日本で、ぜひペンギンたちに会いに行ってみてはいかがですか?

【あわせて読みたい!】
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 - 動物図鑑

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