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子犬がかかりやすい病気とは?

  2015/07/11
 

パグの子犬

子犬には免疫力がないため、必ずワクチン接種を行うほか、病気にならないよう気をつけなければなりません。成犬であればあまり問題のない病気でも、子犬の場合は重症化することがあります。子犬がかかりやすい病気について学んで、病気の原因をつくらず、症状も見過ごさないようにしましょう。

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パラインフルエンザ(ケンネルコルフ)

公園など犬が多くいる場所で感染しやすい病気で、鼻から気管にかけて炎症を起こします。子犬は多くのエネルギーを必要とするため重症化し、衰弱死してしまうこともあります。

【症状】 せき・呼吸困難・嘔吐・発熱・食欲不振・鼻水・肺炎
【治療】 病原体が細菌やマイコプラズマの場合、抗生物質で治療し、ウイルスの場合、せき止め薬で治療する。

パルボウイルス感染症

「犬ころり病」とも呼ばれ、死亡率の高い病気です。子犬は感染しやすいですが、ワクチン接種で予防できます。腸炎型と心筋炎型があり、子犬は心筋炎型になりやすいです。

【症状】 [腸炎型] 嘔吐・下痢・血便・脱水・貧血 [心筋炎型] 呼吸困難・嘔吐・脱水
【治療】 駆除薬を飲ませる

ジステンパー

抵抗力のない子犬と老犬に起こりやすい病気です。ただの風邪と間違えてしまいやすいので注意が必要です。

【症状】 発熱・食欲不振・脱水・鼻水・せき・嘔吐・粘液便・下痢・てんかん・痙攣(けいれん)・眼球の異常
【治療】 サルファ剤・抗生物質などで二次感染を防ぎつつ、それぞれの症状に合わせて治療する

回虫症(かいちゅうしょう)

他の犬の便の臭いを嗅ぐ際に、口をつけることで回虫の卵が体内に入り、回虫が増える感染症です。

【症状】 食欲不振・嘔吐・腹痛・下痢
【治療】 駆除薬を飲ませる

鉤虫症(こうちゅうしょう)

感染した犬の便の中で鉤虫(小腸に住む寄生虫)の卵が孵化し、口や皮膚、母親の母乳や胎盤などから感染する病気です。子犬が胎盤感染や経乳感染すると、ほとんどが死んでしまいます。

【症状】 貧血・腹痛・下痢・毛艶のなさ
【治療】 駆除薬を飲ませる

子犬を迎える前に、子犬がかかりやすい病気を覚えて、病気を未然に防ぐようにしましょう。また、子犬のワクチンの接種状況をしっかり確認して、必要なワクチン接種を行うことも大切です。

 - 犬の飼い方

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