犬のボディランゲージを知ろう!犬の気持ちがわかる!
犬は、人間と同じ言葉を話しません。その代わりに吠えたり、体全体を使ったりして気持ちを表現し合っています。飼い主が、もっと犬の気持ちを理解するには、犬のボディランゲージを知ることがとても大切です。全体として、犬は不安や恐怖を感じているときは、自分の体を小さく見せようとし、反対に自分に自信があったり威嚇をしたりするときなどは、体を大きく見せようとする傾向があります。今回は、犬のボディランゲージのいくつかの例をご紹介していきます。
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犬は、人間と同じ言葉を話しません。その代わりに吠えたり、体全体を使ったりして気持ちを表現し合っています。飼い主が、もっと犬の気持ちを理解するには、犬のボディランゲージを知ることがとても大切です。全体として、犬は不安や恐怖を感じているときは、自分の体を小さく見せようとし、反対に自分に自信があったり威嚇をしたりするときなどは、体を大きく見せようとする傾向があります。今回は、犬のボディランゲージのいくつかの例をご紹介していきます。
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Contents
犬のボディランゲージとは、耳や目、口、しっぽなど体全体を使って気持ちを表現する方法です。体全体で表現されるので、体の一部ではなく、耳や目、口、しっぽなど色々な部位を見て犬の気持ちを読み取る必要があります。つまり、犬がしっぽを振っているからと言って、喜んでいると言い切ることはできないのです。
ボディランゲージは、体の動きや行動によって、不安や警戒、喜びなどといった感情を表すことを言います。
一方カーミングシグナル(Calming Signal)は、犬のボディランゲージの一つで、興奮している相手を落ち着かせたいときや、自分のストレスを軽減したいときに発するシグナル(信号)です。
英語のcalmには、「落ち着かせる」という意味があるので、文字通り自分や相手を落ち着かせたいときに見られる仕草ということになります。
犬の気持ちは耳や目、口、しっぽに出やすいと言われます。人間よりも表情をつくるための筋肉が発達していない犬にとって、耳やしっぽは相手に気持ちを伝えるための大事なパーツです。
犬は、頭の筋肉を使って、器用に耳の位置を変えることができます。
■耳が後ろに折りたたまれている→服従・不安
■耳を立て前に向ける→威嚇・集中・緊張
自分は強いと自信があり、威嚇するとき、目の前の何かに集中しているとき、緊張しているときに耳を立てます。
■耳を横に向ける→不安・警戒
不安で警戒しているとき、顔の向きは変えずに、耳だけを器用に動かして周りの音を聞きます。
■目を見開いている→不安・警戒・緊張/興奮・期待
犬が目を見開くと、正面を見ているのに白目が見えて、目が飛び出ているように見えます。目を見開いていても口元が緩んでいれば、興奮してたり、何かをもらえるのではないかと期待しています。
■上目遣いをする→不安・恐怖/リラックス
飼い主に対して不安や恐怖を覚えながらも、嬉しい気持ちもあるという複雑な心境のときに上目遣いをします。伏せて地面にあごをつけたまま上目遣いで飼い主を見ることもありますが、それはリラックスしている状態です。
■口角を上げる・下の犬歯が見える(笑顔)→嬉しい・リラックス
■舌が出ている→リラックス
■口を軽く開ける→リラックス・嬉しい/不安
リラックスしているときだけでなく、不安な状態にあるときも、口もとに力が入らずに口が軽く開いた状態になることがあります。
■口を固く閉じる→不安・ストレス・緊張・集中
しっぽの状態は「普段どの位置にあることが多いか?」に基づいて、上げているのか下げているのかを判断します。
■しっぽを上げる→嬉しい/警戒
どちらの感情であるかは、耳や目、口など他の部分も見て判断します。
■しっぽを下げる→警戒・不安
しっぽを下げているのは不安で相手を恐れているときですが、これ以上近づいたりしつこくすると噛み付くというアピールでもあります。攻撃するつもりがあるのかないのかは表情で判断します。
■しっぽを後ろ足の間にしまう→服従・降参
こちらも同様で、表情によっては攻撃するというメッセージでもあります。
■しっぽが水平の位置にある→不安
■しっぽを高い位置で早く振る→興奮・嬉しい
photo by localpups
最初は、愛犬のボディランゲージがなかなかわからなくても、愛犬をしっかり観察することで、少しずつわかるようになっていきます。愛犬の気持ちを理解するために、まずは愛犬の表情や行動を観察することから始めてみましょう。
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