ウミネコってどんな動物？猫ではなくカモメ!?会える動物園・水族館も紹介

ウミネコとは？

ウミネコは日本の特産種で、チドリ目カモメ科に属する動物です。鳴き声が猫のように聞こえることからウミネコという名前がつきました。日本や中国、ロシアの沿岸部などで見ることができます。

photo by U-ichiro Murakami and sigusr0

黄色いくちばしの先端に、赤と黒の模様があるのが特徴です。尾羽の先端が黒いことから英語ではBlack-tailed gull（黒い尾のカモメ）と呼ばれ、翼の上側はグレーになっています。

翼と尾羽以外の体の色は夏と冬で少し異なり、夏羽は白いですが、冬羽になると頭の後ろにグレーの斑点が入ります。写真の左側が夏羽、右側が冬羽です。また、幼羽は茶色です。

ウミネコは雑食動物で、海面付近にいる魚や港などで捨てられた魚の死骸、昆虫などを食べます。

日本には10カ所ほどウミネコの繁殖地があり、そのうち5カ所が国の天然記念物となっています。青森県八戸市の蕪島（かぶしま）、島根県出雲市の経島（ふみしま）、岩手県陸前高田市の椿島、宮城県女川町の江ノ島、山形県酒田市の飛島（とびしま）の5カ所で、2〜4月頃に多くのウミネコがやって来ます。

ウミネコに会える動物園と水族館

えさやり体験ができるところもあるので、ぜひお出かけの参考にしてみてください。

旭山動物園

旭山動物園では、アザラシ館の屋外放飼場にウミネコがいます。アザラシの野生環境を再現するためにウミネコを一緒に飼育し、共生展示をしているそうです。

ズーラシア

photo by Toshihiro Gamo

よこはま動物園ズーラシアでは、園内の亜寒帯の森でウミネコに会うことができます。カモメ類の展示舎の中で、セグロカモメと一緒に生活しています。

天王寺動物園

今年で100周年を迎えた天王寺動物園は、日本で3番目に古くからある動物園だそうです。この動物園でもウミネコが飼育されています。

とべ動物園

しろくまピースが大人気の愛媛県立とべ動物園でも、ウミネコに会うことができます。ウミネコは園内のリトルワールドにいます。

加茂水族館

山形県鶴岡市にある加茂水族館では、庄内浜に暮らすウミネコに餌をあげることができます。飼育員さんが鐘を鳴らすとウミネコたちが集まってくるそうです。12時と14時半に餌付けタイムがあります。

ウミネコに会いに行こう！

ウミネコは、日本で比較的よく見られるカモメだそうです。繁殖地ではたくさんのウミネコに会うことができますが、えさやりは禁止されているので、えさやり体験ができる場所は貴重なようです。ウミネコがいる動物園や水族館にもぜひ出かけてみてくださいね。

 - 動物図鑑

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