盲目の犬グレンとバズ 固い絆で結ばれたふたりが新しい家族のもとへ

盲目のグレンとバズって？

出典：　Mirror

ジャック・ラッセル・テリアのグレンは、スタッフォードシャー・ブル・テリアのバズといつも一緒にいます。目が見えないグレンをバズがいつも隣でサポートするのです。

ふたりは今年5月末頃、イギリスのハートルプールにあるシートンネルに捨てられていました。理由はわかりませんが、おそらくグレンは9歳、バズは10歳と高齢で、手がかかるからではないかと考えられています。

出典：　BBC

グレンとバズはストレイ・エイドという保護団体で保護されていました。ふたりはいつも一緒にいて、少しの間でも離れられないほど、強い絆で結ばれています。

寝るときやごはんを食べるのときは、バズがグレンをそこまで誘導します。ごはんを食べているときに、目の見えないグレンが上手く食べられないと、バズがボウルの場所を教えてあげるそうです。

バズは完全にグレンの目となっていて、ふたりはお互いを必要とし合っているので、ストレイ・エイドでは、ふたりを一緒に迎えてくれる家族を探していました。

グレンとバズに新しい家族ができる

出典：　facebook

6月17日、BBCなどによってグレンとバズのことが報じられてからおよそ3週間、ふたりを迎えてくれる優しい家族が見つかりました。

さまざまなメディアでグレンとバズのことが取り上げられたこともあり、ふたりを引き取りたいという問い合わせは世界中から数多く寄せられたそう。その中からストレイ・エイドの方による選考の結果、グレンとバズの家族が決まりました。

新しい飼い主はイギリスに住んでおり、グレンとバズに初めて会ったときから、そこには愛があふれていたそうです。写真からもそれが伝わってきますね。

こちらが、グレンとバスを保護していたストレイ・エイドに掲載されたお知らせの全文です。

For everyone who has been waiting to hear that Buzz and Glenn have been rehomed, we’re delighted to announce this evening that after a lengthy screening process of potential adoptive families, Buzz and Glenn yesterday met their new family for the first time. It was love at first “sight” all round and last night, the devoted pair began their new life together in their new home.

The dogs have been rehomed in another part of the UK and although we’re sorry to see them go, we’re delighted to have found them such a loving and supportive new home.

We wish them and their owners many years of happiness together and we’d like to thank every single one of you who offered help and support and love for Buzz and Glenn. We hope you’ll continue to support us here at Stray Aid and the work that we do and we have many more stories to share with you!

出典：　Stray Aid

バズとグレンの新しい飼い主探しを気にかけてくださった皆さんに嬉しいお知らせです。ふたりを引き取りたいとの申し出があった多くの方々の中から時間をかけて選考をした結果、バズとグレンは昨日初めて新しい家族に会いました。

初めて会ったそのときからそこには愛があり、昨夜からふたりは新しい家族のもとで新たな生活をスタートさせました。

グレンとバズの新しい家はイギリスの別の地方で、ふたりとの別れは寂しかったですが、こんなにも愛に溢れ、献身的な家族を見つけられたことはとても嬉しいことです。

私たちは、バズとグレン、そして新しい家族の方々がずっと一緒に幸せでいられることを願っています。バズとグレンに手を差し伸べ、支えて下さり、ふたりを愛して下さった皆さんお一人お一人に感謝を申し上げます。

これからもストレイ・エイドを支えて下さる皆さんと、もっとたくさんのストーリーを共有していけたらと思っています。

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