うさぎ島への行き方、楽しみ方を解説！広島県の大久野島はうさぎだらけの島

うさぎ島って？

photo by zamojojo

うさぎ島と呼ばれるのは、瀬戸内海に浮かぶ大久野島（おおくのしま）です。なんとここでは、700羽以上ものうさぎたちが暮らしているんです！実際に行くと、想像以上のうさぎの数に驚いてしまうとか。

観光に来る人も多いことから、うさぎたちはとても人に慣れています。ストレスを与えたり、怪我をさせたりしないように、抱っこすることは禁止されていますが、えさをあげることはできます。近くまで寄ってきて、えさを食べてくれますよ。

えさは持ち込むこともできますが、「休暇村大久野島」という宿ではペレットが売っています。うさぎたちは島のあちこちにいますが、宿の周りが一番多いそう。きっとえさをくれる人が多いためでしょう。

なぜそんなにたくさんのうさぎがいるの？

なぜ700羽ものうさぎがいるのかに関しては、いろいろな説があります。有力と思われているのは、1971年に小学校で飼うことができなくなった8羽のうさぎを島に放したという説なんだそうです。

うさぎ島のうさぎの種類は？

島にいる700羽ものうさぎたちは、みんな同じ種類なんだそうです。「アナウサギ」という種類のうさぎで、地面に巣穴を掘って暮らします。

うさぎがペットとして飼われることも増え、ネザーランドドワーフやジャージーウーリーなど、見た目が違ういろいろな種類のうさぎたちがいますが、すべてこのアナウサギがもとになっているんです。

ちなみに、ピーターラビットはアナウサギといううさぎがモデルになっています。

うさぎ島はかつて「毒ガス島」だった？

うさぎ島として有名になる前、大久野島は「毒ガス島」として知られていました。1929年に毒ガス製造所ができ、戦争で使うための催涙ガスやクシャミガス（呼吸が苦しくなるガス）などの毒ガスがつくられていたそうです。

合わせて6,616トンもの毒ガスがつくられた大久野島で働いていた人たちは、毒ガスの後遺症に悩まされました。今でも廃墟となった毒ガス製造施設が残っていて、歴史を忘れないために大久野島毒ガス資料館も建てられました。

毒ガス島として知られていた頃の大久野島について知るためにも、資料館を見てみると良いかもしれませんね。

大久野島毒ガス資料館の基本情報

【住所】広島県竹原市忠海町5491番地
【開館時間】9:00〜16:30
※入館は16:00までです。
【休館日】年末年始（12月29日〜1月3日）
※その他、臨時に休館することがあります。
【入館料】[一般]（19歳以上）　100円　[一般]（19歳未満）　50円　
　※20名以上の団体の場合、19歳以上は80円、19歳未満は40円となります。
【HP】大久野島毒ガス資料館のホームページはコチラ

うさぎ島への行き方・アクセス

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うさぎ島へは広島県の忠海港（ただのうみこう）から出るフェリーで行きます。フェリーに乗るのは12〜15分ほど。忠海港までは、JR忠海駅から約10分です。

また、休暇村大久野島までは大久野島の桟橋（さんばし）から無料送迎バスが出ているそうです。

うさぎに有毒な食べ物がある！？

えさを持ち込んであげて良いとは言っても、なんでもあげて良いわけではありません。人間用のお菓子（チョコレート・クッキー・パンは特にダメ）はもちろん、果物や野菜でもうさぎにとって有毒なものがあります。

喜んで食べられるものをうさぎたちにあげるために、うさぎが好きなものと食べさせてはいけないものを知っておきましょう。

うさぎが好きな食べ物

うさぎが好きな食べ物には、ペレットや牧草（チモシーやアルファルファなど）をはじめ、野菜や果物、野草、ハーブがあります。

野菜は生のものだけでなく、干したものも喜びますよ。果物に関しても、加糖してあるものはダメですが、ドライフルーツも食べます。

【野菜】　人参・ブロッコリー・小松菜・キャベツ・チンゲンサイ・インゲン・さつまいもなど
【果物】　いちご・リンゴ・バナナ・ぶどうなど
【野草】　オオバコ・たんぽぽ・クローバー・ハコベなど
【ハーブ】　ミント・イタリアンパセリなど

うさぎにとって有害な食べ物

では、うさぎにとって有害な食べ物って？詳しく説明していきましょう。

ネギ類

犬や猫に与えてはいけないものとしても有名ですが、うさぎの場合も同じです。ネギ類（たまねぎ・長ネギ・ニラ・しょうが・にんにく・エシャロット・あさつき・らっきょうなど）は、赤血球を壊してしまう成分が入っているので、うさぎにはあげないでください。

生の大豆

生の大豆は消化が悪いだけでなく、赤血球凝集素など中毒性のある成分が入っていて、貧血の原因になってしまいます。

アボカド

うさぎにとって有害なペルジンという成分を含むことと、油分が多すぎることが、アボカドをあげてはいけない理由です。

この3つ以外にも、カルシウムを多く含む大根の葉やパセリ、糖分を多く含む果物全般は、与え過ぎないように注意しましょう。

ルールを守ってうさぎ島を楽しもう！

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うさぎがたくさんいる島なんて、動物が好きな人にとってはとても魅力的な観光スポットですよね。

可愛いうさぎたちがたくさんいることから、観光に来る人も増えているようですが、ポイ捨てはしない、飼えなくなったうさぎを捨てないなど、最低限のマナーは守りたいものです。

休暇村大久野島のホームページにある「うさぎからみんなへのおねがい」を引用しておきます。

■追いかけまわしたり　抱っこしないでネ！
■道路や道路脇　玄関前でのふれあいはダメ！
■口もとに手をやらないでネ！
■お菓子やパンを食べさせないでネ！
■ゴミをポイ捨てしないでネ！
■島にウサギをすてないでネ！

出典：休暇村大久野島

しっかりマナーを守って、うさぎ島を楽しみましょう！

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